アルジェの南東250kmの標高千mの高原にあるローマ時代の退役軍人の暮らしていた都市。街は当初東西約300m、南北340mの矩形で、ほぼ中心に公共広場(フォーラム)を置き、格子状の道路が配置された整然としたものであったが、人口増によって外側に広がっていったらしい。劇場、大浴場、図書館などが整備されたなかで退役軍人は余生を優雅に暮らしていたと言われている。図書館、大通りの列柱、立派な排水路、トイレなどとりわけ豊かであったことが示されているよう。水道の遺跡は見当たらないが博物館に鉛管(多分)と陶管が展示されていた(撮影禁止)。 このHPの図面はガイドブックTIMGAD ARAJA EDITIONSによる
−Google地図−
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中心街
主な道路は北から公共広場(フォーラム)に至るカルド(南北大通り)と中央を東西に走り、凱旋門に至るデクマヌス(東西大通り)。と典型的な古代ローマの街
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図書館付近から北方向
カルド通りの脇には列柱がえんえんと。向こうの林の中に博物館。
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