二酸化炭素排出のこれまで(2002.1/2006.3/2018.8改訂)
二酸化炭素の排出量はどのような推移を示すのでしょうか。下のグラフは我が国一人当たりの一次エネルギー供給の二酸化炭素排出量を示しています(出典 2018’エネルギー経済統計要覧)。一次エネルギーは化石燃料や原子力燃料、水力・太陽光など自然から得られるエネルギーで、CO2排出量は国全体とは計算は違いますがおおむね合っていると考えましょう。
 これを見ると排出量が経済成長とともに指数的に増えていることがわかります。増え方が大きいため対数表示となっています。今から50年前の1950年は人口8320万人、総排出量は98百万トンで一人当たりでは1.2t、100年前の1900年は人口4385万人、総排出量1820万トンで一人当たりたった0.4tでした。1950年から1995年までの平均増加率は4.6%、1900年から1995年までの年平均増加率は3.3%となります。最近は削減努力が効いているのでしょうか増加の傾向は鈍ってほぼ横ばいです。下にここ10年ほどの変化のグラフがあります。リーマン・ショックは、2008年9月でした。最大限の努力が続いていますが。