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1,はじめに ベルンは人口12万人、中心部は古い建物が並び、落ち着いた地方都市のようで、首都である感じがしない。政府の建物も少し目立つのは国会議事堂くらい。連邦制で政府業務の地方分散が進んでいるのであろうか。
南から流れてきたアーレ川は街を深く切り込んで、旧市街をぐるっと回って流れている。
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アーレ川はベルナーオーバーランド山系南側のウンターアーレ氷河を水源とし、ダム湖であるグリムゼル湖に流れ込む。グリムセル湖を出て北上し、レーテリクスボーデン湖 、高低差46メートルのハンデッグ滝を通り、ブリエンツ湖の東端に注ぐ。アイガー、ユングフラウなどがあるベルナーオーバーランド山系北側から流れ出たリュチーネ川もプリエンツ湖に流れ込む。アーレ川はその後湖西端インターラーケンから出て、すぐ西のトゥーン湖に入る。その後ベルンに入り、ベルン旧市街を取り巻く形で流れる。トゥーン湖からベルンまで直線距離で30km足らずであり、ベルンまでは蛇行が少ない。ベルンで流れを北西方向から西方向に転換し、サリーヌ川と合流した後に北方向に流れを変える。さらに39平方キロもあるビール湖に注ぐ。その後ビール湖の東端から流れ出て、流れを北に変える。ドイツとの国境付近のコブレンツで東から流れてくるライン川に合流する。ライン川はそのまま西方向にスイス−ドイツ国境沿いに流れる。
旧市街南側に長さが4百メートルほどもある大きな堰がある。堰は粉ひきなど水力利用のためにつくられたと想像される。堰上げされ、横に流れる水路は、残念ながらそこまで行く時間がなくて、よくわからないがまた川に戻っているようである。川と水路の間にある建物はけっこう緑化されホテルに見えるが、地図に表示がなく、地図で調べると交通関係の協会と金属会社が入っているらしい。 4,水飲み場 上に像を置き、水飲み場を兼ねた噴水が旧市街あちこちにあって、総数百箇所。共同の水場だったとのこと。噴水は道路の真ん中にあり、5m位の塔が立って、その上に様々な様々な像が据えられている。英雄、伝説上の人物、ベルンの名前の由来の熊など。 5,アインシュタインの家 チューリッヒの大学卒業後、結婚して特許局に勤めていた。家は繁華街のクラム通りにあり、ここに住んでいた3年間に、相対性理論など数々の革命的な論文を発表した。家は、およそいい研究環境とほど遠いような、繁華街の中心にある。 |