松島の海-4         |4|  
鰻塚
 瑞巌寺山門の東にある。大正12年8月16日に建立された。当時松島湾では天然ウナギが沢山とれ、全国に送られた。
 ウナギは海水でも生きていられるが、淡水の方がいいように思われる。湾内の水深は浅いが、リアス地形で当時今よりもっと浅く、また島々によって湾口が狭くなっているので水がたまりやすいことがあり、ウナギが活動しやすい塩分濃であったのであろうか。潮流が穏やかでウナギの活動に適していたのか。
 現在湾内ではアナゴがとれるとのこと。
 


瑞巌寺参道
 向こうに見える山門から本堂まで約200m、海岸から山門まで約100m。
 津波はここの陸上で1.2mくらいとなり参道の途中まで到達。観光客は地元の人の誘導により瑞巌寺の裏山などに避難し、その後ホテルなどに収容するなど適切な措置が実施された。海水により参道脇の多くの杉の木が枯れたとのこと。