共用の井戸(ディロス島)
共用の井戸(クレオパトラの家の近く)
 街の家々には井戸がありますが、共用井戸と思われるものがありました。通りに面して幅1m奥行き50cmくらいのものです。
 ディロス島は南北5km、東西1kmちょっと、という小さい島です。地下水の源となる山地がないため、よく水の確保ができたものです。
 紀元前の1500年間以上、最大3万人の都市を維持するためには地下水の汚染防止など厳しい水管理が必要だったはずです。
井戸縄のあと
バケツでくみ出す時のロープのあとが石を相当えぐっています。2千年前の廃墟なのに井戸の水があることにびっくり。雨の少ない土地なのに雨水の浸透システムがいまだに機能しているのでしょうか。クレオパトラの家では井戸から水汲みができます。