逆転の思想−166        目次
              水道公論2017年4月号


 スマホへの不満
 高価なスマホを使っているが不満が多い。今のは2台目で使いはじめて2年足らずになる。最初のものも高価であったがタッチパネルの操作が不安定などで使いにくく、今度のものは操作が安定しているというので購入したのに同じように使いにくく、信頼性が低い。操作が安定していた昔の携帯が懐かしい。
 携帯を使うのは電話と、家族とのショートメール、外出先でのインターネット経由の携帯でないメールの送受で、たまに電車交通のナビ程度である。
 電話がかかってきて耳に当てれば会話できるという画面が出てきて耳に当てても通じないで切れてしまうことがけっこうあった。電話番号が登録されている相手ならかけ直すことができるが、そうでない場合、何か重要な連絡かもしれないが不審の電話が怖いのでかけ直すことが出来ない。あまりひどいので店に行って待たされてやっと指で操作する画面だけにしてもらったが、呼び出し音が鳴ってポケットから取り出したら切れてしまったり、マナーモードでもないのに呼び出し音が出なかったりしている。基本となる電話機操作が不安定というのが一番困る。
 タッチ操作になかなか反応しないで何回もやらされることもある。
 かたや頻繁に電話会社からの宣伝などの迷惑に近いメールが入ってきてそのたびに音がしたり、点滅したり余計なことだけしてくれるようでもある。
 電話会社もテレビに頻繁にでてくるコマーシャルに多額のお金をかけているように見える一方、サービス体制が非常に悪い。
 店はいつも混んでいて、操作がわからない時や、設定を変えたいときなど、平日の午前中に行っても長時間待たされる。一定時間待たさないと受付しないというマニュアルがあるようにも思えるほどである。複雑な機械なのか、客一人当たりの対応時間が長いこともあるのだろう。現在の機種に交換した際、その手続きや、機械の説明、メモリーの移し替えなどで、受付で事前に待たされた上2時間以上かかった。
 スマホに財布機能まで入れていると落としたり、忘れたりしたときのリスクが怖い。これまで2回も、落としたり,店に忘れたりしている。幸い2回とも出てきて良かったが。
 年のせいなのか自分としては不満だらけであるが、若い人には何の問題もないのだろうか。
 最近気になるのが電車の中でスマホゲームをしている人間が目につくほど増えていることである。ゲームをしながらの自動車運転ほど危険なことはないが、けっこう目を使うので視力低下や仕事や学業に影響するのではないかと心配である。