シチリアのアサリ       2018.6 亀田 泰武

     パレルモの市場の魚屋1 ここでは貝類はアサリだけ 
 シチリア島をツアーで回りました。そのときアサリらしい貝に遭遇。


 シチリアは四国より少し広く、人口は約500万人。ぶどう、オリーブ、柑橘類の栽培が盛んです。ギリシャ時代からの遺跡や火山地帯の風光明媚な景観から観光も盛ん。


 島の北にある最大都市のパレルモのカーポ市場は食料品の小さな店が所狭しと並んでいます。そこの何軒かの魚屋さんでアサリらしき貝を見つけました。





 日本人の現地ガイドによると、味噌汁には合わないがイタリア料理には合うとのこと。



 欧州にヨーロッパアサリ(Venerupis decussata)がいますが、ボンゴレなどの料理には日本から入ってきたアサリも使われるよう。


日本原産のアサリが船につくなどして海外に渡り、各地で大繁殖しているそうですが
ここでもそうなんでしょうか




島の東にある高台の観光都市タオルミーナのレストランで、アサリとムール貝の酒蒸しをおいしく食べ、貝殻を持って帰りました。味は日本のアサリと同じでした。
 貝殻は日本のアサリより厚いようです。貝殻模様は木更津のものと違いますが、アサリらしいものです。ヨーロッパアサリはクリーム色らしい。
貝の一つに別な貝がくっついていました。



 島の西、ギリシャ神殿やカルタゴの街など貴重な遺跡があるセリヌンテの昼食でのムール貝のスープ煮は、身がふっくらとしていていい味でした。 ブリュッセルにもう行かなくてよくなった。
 
 

       パレルモの市場の魚屋2 アサリとムール貝で、アサリの方が高く、キロあたり15ユーロ  

        上の写真の拡大 模様はまさにアサリ

       タオルミナのレストランで食べたアサリの模様