家庭下水によるリン・窒素汚濁負荷(琵琶湖)

2009.10.07


家庭下水のリン窒素負荷
  一人一日あたり

区分 リン 窒素
屎尿 0.9g  9g

雑排水

0.3g  3g 
1.2g 12g
 @家庭下水のリン汚濁負荷
湖の汚れはリンと窒素が主な要素です。家庭排水のリンと窒素がどれくらい排出されているのでしょうか。排出源別に排出量を示した(青色)グラフが示されています。流域下水道では高度の処理により、リンが殆ど除去(約98%)されています。しかし家庭下水のほかに自然を含めてリン負荷がけっこうあり、家庭排水をこれだけ高度処理しても湖に対する許容負荷からみるともっとリンを減らす必要があるとされています。
 下水道の整備につれ、高度処理の人口が増え、生活排水のリン負荷が減って、この9年間で5割を切りました。

                       


A家庭下水の窒素汚濁負荷
家庭排水からの窒素除去は大変難しく、高度処理しても除去率はリンより低くなっています。滋賀県の人口増もあり、このため琵琶湖への流入負荷はそれほど減っていません。

現在の窒素除去率(約75%)くらいをもっと高くする技術(除去率約90%)の実用化(超高度処理)が実現しました。今後相当の年月と費用が必要ですが、新しい施設に切り替わると排出量の大幅な削減が期待できます。

 

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