小樽運河ー1 2004.2(撮影2004.1)
運河沿いの古い倉庫街がガス灯とともに風情を醸し出しています。通常運河は港と都市をつないだり、河川を利用したりする輸送手段ですがここでは船からの荷物を運ぶ艀の接岸の場所としてつくられました。大正12年(1923年)に完成した小樽運河は長さ1300m、幅40mの水路として生まれ、海上に停泊した船舶からの貨物の荷揚げには艀(はしけ)舟が使われました。

昭和40年代になると既に無用の長物と化していた小樽運河を埋め立て、道路として整備する方針が小樽市によって打ち出され、これに対し運河の保存運動が全国規模で高まりました。市側は当初の全面埋め立てに対し、運河の半分の幅を残す妥協案を提示するが、全面保存を求める保存派と意見が折り合わないまま、昭和58年には埋め立て工事が着手、昭和61年には道道小樽臨港線が開通しました。
倉庫街と南運河 
北運河 昔の幅で残っています。南側は半分埋め立てられ道路に

小樽運河ー2
小樽港
小樽運河の夜景
歴史的建造物1
歴史的建造物2