四万十川の風景 はじめに  2009.5 2011.6up  
はじめに
 源を高知県中央付近、愛媛県境に近い不入(いらず)山(標高1,336m)に発し、南に流れ、窪川(くぼかわ)町で流れを西に向け、梼原(ゆすはら)川を合流し、その後流れを南に転じ、広(ひろ) 見(み)川、目黒(めぐろ)川、黒尊(くろそん)川を合わせ、中村平野に入り、後(うしろ)川及び中筋(なかすじ)川を合わせ太平洋に注いでいる。その流域面積は2,270km2、幹川流路延長は196kmに及ぶ。本川が逆S字上に大きく蛇行している上に、激しく小さな蛇行を繰り返し、流域面積に比べ流路延長が長く、河川勾配が緩いのが特徴。山あいの川でこれほど蛇行が激しいのは、流域が大昔平野で川が蛇行して流れていたのが、台地の隆起により蛇行したまま渓谷をつくってしまったもので、穿入(せんにゅう)蛇行と呼ばれる地形。流量は佐田の少し下流にある具同第2観測所において過去の平均で平水流量46t/sec(年の半分の日がこれを下回らない)、低水流量27t/sec(年の3/4の日はこれを下回らない)、渇水流量15t/sec(これより少ない日は年10日)
2009年は平水流量36.3t/sec、低水流量28.9t/sec、渇水流量19.6t/secでした。現地調査した5/24は22.9t/sec、5/25は20.6t/secと渇水流量に近い状態でした。
            説明、下の図面は中村河川国道事務所HPから   
本川は山間の谷を流れ平地はあまりありませんが、広見川など支流にはけっこう平地があり,農地や市街地に。
 水質に影響する流域人口は最下流の四万十市を除く高知県で33千人愛媛県で19千人合わせて52千人。人口問題研究所の予測では2020年には2割減の42千人くらいに。四万十市人口は38千人。

流域の各地

当時の流況

まとめ

当時の気象